怖い見通し
2010年06月17日 [ カテゴリー: 仕事 ]
大分の地銀の雄、大分銀行さん主催のセミナーに参加しました。
早稲田大学大学院教授の野口悠紀雄先生が講師でした。
先生は『「超」整理法』『「超」勉強法』などの著書で有名な方だそうで、
専門はファイナンス理論との事。
非常に中身の濃いお話ではありましたが、その中でも衝撃的だった
お話をひとつ紹介します。
日本の製造業は間違った方向に向かっていると。
大きな間違いは、新興国に向けて製品を販売しようとしている事だと。
日米の主要製造業の利益率を比較すると、格段の違いがある。
それがこのスタンスの違いで、アメリカの企業は新興国の「労働力」を
利用し、製品を安く作り、先進国市場で高く売る。
一方、日本の企業は販売市場を新興国に求める。
新興国で言うところの「中間層」の人口は確かに魅力的な規模で
存在するが、そこの国で言う「中間層」は日本で言う「中間層」とは
程遠い所得だと。
つまり高い人件費で国内生産した製品を、購買力のない地域で安く売る。
こりゃ儲かるわけないって話でした。
本当に日本の基幹産業である製造業は、このような大きな間違いを
犯しているのでしょうか?
だとしたら、他の先進国は良くなっても、日本は良くなる芽が
無いじゃないですか!
怖い見通しですが、もしそうだとしたら・・・・・という前提で、というと
要するに「まだまだ景気が良くなるには程遠いぞ」という前提で、
自分たちのスタンスを「不景気シフト」にしておかなければいけませんね。




