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縁物語

阿部ビル・第3阿部ビル・第5阿部ビル|オーナー Y.Aさん|縁物語

柿の木がある駐車場

阿部ビルの柿の木大道町、西大道、中島西の大分市内の3地区に3棟のビルを持つY.Aさん。通常ならビルのナンバリングを”1-2-3″とするところだが、”1-3-5″としている。2棟目、3棟目を建てたときに、縁起をかついで奇数の飛び数字にしたものだという。「第2と第4はどちらにあるのですか?」とよく尋ねられるそうだが、「そんなものはないんですよ」と笑って答えている。

最初の阿部ビルが落成したのは1974年。田中角栄首相の『日本列島改造論』(72年)の熱気に、オイル・ショック(73年)が冷水を浴びせた頃。大分市内も都市化が進み、Y.Aさんも持っていた農地の転用を考えた末でのマンション建設だったという。

農地だった頃の名残が、駐車場のすみにある柿の木。すぐ目の前の椎迫入口の交差点からの視界を遮るようにして立っている、高さ10メートルほどの高木だ。その昔には、農作業をする人たちに涼やかな木陰を与え、予期せぬ夕立のときには雨宿りの場所になったのかもしれない。今でも駐車場の一角に出来る木陰の濃さで季節を感じさせ、秋には橙色の実をつける。

「渋柿なので住人の方々も誰も欲しがらないんです。落ち葉や熟した実の掃除もなかなか大変で…」とY.Aさんは柔和な笑顔でいうが、この柿の木こそ変わりゆく町と阿部ビルの変遷を見て来た証人なのだろう。
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